2015/05/24

ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール

God Help the Girl
2014, イギリス
監督 スチュアート・マードック
あらすじ: スコットランド、グラスゴー。拒食症で入院している少女イブは、ひとりきりでピアノに向かって作曲する寂しい毎日を送っていた。そんなある日、病院を抜け出してライブハウスを訪れた彼女は、アコースティックギターを抱えた青年ジェームズと、その音楽仲間キャシーと知り合い、3人で一緒に音楽活動を始める。(映画.comより)

カリコレで一足お先に鑑賞してきました!チケットが即完だったのでびっくりしました~。Belle and Sebastianのフロントマンの方が監督・脚本ということでバンドのファンの方も多かったみたいです。私は名前しか知らない程度で…すみません笑

エミリーと、キャシー役のハンナちゃんが目当てです。あとオリー君も。ハンナちゃんはskinsというイギリスのドラマでもキャシーって役をやってたので狙ってるのかな?と思ったり。

予告見た限りだともうこれ絶対大好きなやつ…って感じだったんですが、思ったよりも、好きっっ!!!最高!!!!て感じにはなりませんでした~勿論好きですし、楽しんではいたんですけどね。好きな人は本当にハマっちゃうと思います。私はガツン!と来たというよりは、画像を見たり曲を聴いたりして余韻に浸ってるうちにじわじわ来てる感じです。

というのも正直主人公のイヴが(言葉は悪いけど)メンヘラグルーピーとしか思えずですね…そしてなんかもう"皆思わず恋に落ちちゃう女の子"って的な役だったんですけど、エミリーはちょっとそれとは違うような…って思いが私の中にありまして。エミリ―好きだし可愛いと思うんだけど、そういうんじゃないっていうか笑

Years & Yearsのオリー君演じるジェームズは凄い純粋なザ・草食系男子でめちゃくちゃ似合ってました。バンドの時はそういう感じしないオシャレ文化系っぽい。そんなジェームズくんがイヴに弄ばれまくってるので不憫でね~~


そして皆ファッションがめちゃくちゃ可愛いです。ジェームズがニット脱いだら下に着てたのがフレッドペリーで気づいた瞬間 最高かよ!!! って思いました。

特にイヴのファッションがツボですごく真似したくなりました~。上映後のトークショーで、女の子は観た後にイヴみたいに前髪切りたくなるんじゃない?って言ってたんですが、私は前髪が似合わないので前髪は切りませんが笑、その気持ちはわかる気がします。
個人的には植物園?で着てたボーダーのシャツと赤いバッグを合わせてたファッションが一番好き。画質のいい画像が見つからなかったので画像はないのですが…


ファッションだけでなく映像もオシャレで、これとかなんかもう可愛すぎますよね。CMとかでありそうだなって思いました。全体的にはMVっぽい感じです。お話はあるけど、映像とか音楽を楽しむのがメインの映画。歌に関してはオリーくんは勿論ですが、エミリーもうまいし(エンジェルウォーズでも歌ってましたよね☺)、ハンナちゃんはちょっと下手ですがそこが可愛くって良いです笑


私はこのシーンとこの曲がかなり好き☺!
キャシーのお相手の男の子のファションとかも最高~ロカビリー最高~~~
トークショーでも言っていたけれど、皆ダンスがあんまりうまくないのも本当に良いです笑
上手く踊れないけど関係なくすごく楽しんでるのが良い。

Musician, Please Take Heedもかなり好きです。残酷だからお肉は食べないの…って歌うながらthe smithsのTシャツ着ちゃうところ…最高か…!!

まあ鑑賞直後はそれほど…って感じだったんですけど今はもうドはまりしちゃってますw
DVD/BD出たらもちろん買いますよー!ってか去年英国留学中にHMVで見つけて衝動買いしそうになったんですけど、日本でやるの待ってたので買わない理由がない笑

買ったらなんかBGM(back ground movie笑)として流しておきたいなーって感じの作品でした。

ここ、ちょっと笑った笑
鑑賞後は思わずサントラが欲しくなっちゃうはず。映画館でサントラ販売してたんですが、劇場を出た人たちがそのままそっちに流れって買ってたのがなんか面白かったw
私も早く手に入れなきゃ!!

2015/05/23

ホーンズ 容疑者と告白の角

Horns
2013, アメリカ
監督 アレクサンドル・アジャ
あらすじ: 幼いころからの恋人であるメリンが何者かに殺された。愛する人を失い、彼女を殺した容疑者としてマスコミに追い回され街の人からも疎まれる日々を送っていたイグ・ペリッシュ。真犯人を探しだそうと執念を燃やす彼の頭に、ある日突然"角"が生えてきた。その角は、人々に本音を語らせ欲望を露わにさせる不思議な力を持っていた――

アジャ監督&ラドクリフ君主演ということで楽しみにしていた作品!正直予告編を見る限りではシリアス寄りなお話なのかな?とあまり期待していなかったのですが、めちゃくちゃ振り切れたホラーコメディでサスペンスでラブロマンスでした。

日本公開版はR15+のくせにモザイクかかってたり、ゴアシーンがカットされていたりと文句もあるんですけど、映画自体は最高でした!!こういう狂ったラブストーリー大好き!!

特に終盤の展開はなかなかにぶっ飛んでて笑いをこらえるのが大変でした。全体的にコメディ要素が多いのでびっくりしたんですけど、ゆるい笑いで良かったです。

そしてイグの少年時代を演じた男の子が美少年で眼福でした。イグのお兄ちゃんを演じていたJoe Andersonは基本ドラッグやっててヘロヘロでガリガリで草臥れてるんだけどそれが逆にセクシー!な感じで大変良かったです。ラドクリフくん自体も精神的に追い詰められて疲れ切ってて色気がありました。

使われてる音楽も良くって、PixiesとかMarilyn Mansonとか流れてきたときはテンションあがりました。最初にかかるがDavid Bowieなのも素敵。

正直犯人はすぐに予測がつきますし、色々とツッコミどころもある(というかめちゃくちゃつっこみどころだらけである)作品なんですけど、ホラー苦手な人とかでも楽しめるくらいコメディ色強めだったので皆でわいわい騒ぎながら観たらすごく楽しい作品なんじゃないかな~!と思います。

本編とは関係ないけど、劇中にでてくるヘビとラドクリフくんが仲良しだったってエピソードをネットでみて和みました。あれCGじゃないんですね~!

※以下、ネタバレ