2014/10/31

sailing day



少しの間日本を離れます。憧れの国に留学してきます!
向こうからも更新出来たらいいなあと思いつつ、どうなるかは気まぐれすぎるので自分でも想像つきません。色々吸収してかえってこられたらいいなあと思います。

英語が話せるようになりたい、というのはずっと昔からの夢だったので、小さな第一歩を踏み出せることが嬉しいです。支えてくれる両親には感謝の気持ちでいっぱいです。恥ずかしいので言葉には出来ないけれど。そんな私に出来る事と言えば今より少しでも上達して帰って来ることなので、精一杯頑張ってこようと思います。本当に短い期間だから、気を抜いたらあっという間に過ぎてしまいそう。

嬉しさと同時に不安もあるけれど、応援してくれる友達がいるので、凄く心強いです。
(私が)留学するのは違和感ゼロだね、って言われて、おおなんだそうなのか、じゃあなんだか一人でもそれなりにやっていけそうな気がするぞ、って思ったし笑(単純なもんで)
私の夢が叶おうとしているのが嬉しいって一緒に喜んでくれる友人もいて、それだけでもう大丈夫な気がします。

大げさだけど、改めて、いろんな人の力を借りて生きてるんだなあと実感しました。
1秒も無駄にしちゃいけないので、両親、友人、そして大好きなバンドの力を借りて頑張ろうと思います!

残念なことに、私が居ない間に、私が一番好きなバンドがめちゃくちゃ活動的になるのがなんかもう…自分のタイミングの悪さに笑えます。嬉しいはずなのに素直に喜べないのが悲しいなぁ。いや嬉しいけどね。帰ったらCDとか届いてるだろうし。楽しみだなあ。

最近はそんな彼らの出演しているラジオを録音しようとしたら、番組開始5分前にコンポをぶっ壊してしまいFMの電波雑音しか拾ってくれなくなるしで、そのバンドとの相性悪すぎないかって感じです。笑えます。AMは問題なく入るってところがなおさらね。

しかし!そういう悪いことがあったあとには必ずいいことが待ってる!
というのが私の座右の銘(?)なので、この後良いことが起こるはずと信じて頑張ります。

根はチキンだけど、臆病者なりの一撃をかましてきたいです。笑(分かる人にはきっと分かる文章)
あーこれ書いてて恥ずかしいな。浮かれてて変な文章書いてるんです。許して。なんか胸いっぱいになってきちゃった笑 たかだか留学するだけじゃん!って思われるかもしれないけれど、私にとっては大きな一歩なんですよ!しかもその場所がずっとずっと憧れてきた場所だからなおさら。

そんなわけで少しの間お別れです。とか言っておいて即更新したりして。
少なくともTwitterには現れると思うのでよければのぞいてやってください。

最後に。その大好きなバンドの曲を貼っておきますね。
最近の曲のPV貼ろうと思ったけど、なぜかこの曲が公式にPVあがってて、
しかも今の私にぴったりだな!と思ったのでこれを貼っておきます。
見たことない人は是非みてね。

2014/10/25

ニンフォマニアック vol.1

NYMP()MANIAC
2013, デンマーク,ドイツ,フランス,ベルギー,イギリス
監督 ラース・フォン・トリアー
おはなし:独り身の老人セリグマンは、ある雪の日、道端に倒れている傷だらけの女性を見つけます。 すぐに救急車を呼ぼうとするも、それを断る女性。放っておけない彼は、彼女を家に招き入れる。彼女の名前はジョー。自らを色情狂と言い、なぜ傷だらけで倒れていたのか、その理由を語り出します…

※そこそこネタバレしてます

多くの方が言っている通り、これはvol.1でしかないので評価をするのは難しいんだけれど、まぁでも2本に分かれて公開されているわけだし、とりあえずvol.1はとても面白かったです。

トリアー監督の作品は正直メランコリアしか見ていないのだけれども、トラウマ映画として名高いダンサー・イン・ザ・ダークを撮っていることは知っているし、他の映画もなんだか見るのにすごく勇気がいりそう、って事は知っていて。だからこそメランコリアしか見たことないんだけど。
そんなわけで今回も、どちらかと言えばものすごくゲンナリする覚悟でいたのですが。

笑えました。びっくりした。まさかトリアー監督作品でこんなに笑うとは思わなかったです。正直私はもうあの3+5の時点でかなり面白かった。あそこを笑うのが正解かどうかは知らないけれど。Mrs.Hのクソ真面目すぎて変な方向に面白くなっちゃってるのとかも最高でした。


お話自体は基本ジョーが自分の人生をセリグマンに語る形なんですけど、ジョーがいわゆる「構ってちゃん」な感じで、「もう私って本当に悪い子なの、どれぐらい悪い子かっていうともうこんなに悪いのよ…」って語るのに対して、「いや君が思うほどそれって悪いことじゃないし、むしろ普通だと思うけどね」って往なすセリグマンの、その2人の会話もなんだかおもしろいので飽きずにずっとひきこまれっぱなし。お互い一応関連のあることを話しているんだけど、基本的には自分の喋りたいことを話してる感じとか可笑しくって。

ジョーの初体験に関してはもう私あんなん絶対ヤだわぁ…って感じ…あんな事務的な…。
きっと彼女は期待していたと思うんですよ。どんなもんだろうと。ふたを開けてみたらアレですよ。そりゃ色情狂にもなるわと。(まあそれが原因なワケじゃないんですけど笑)
そしてそれに対してフィボナッチ数列だ!とか言っちゃうセリグマンが本当おかしくてですね。
自分の趣味とかの話に強引に持ってく感じがいいですね。あと私もセリグマンに拾われた上に薀蓄披露されまくりたいです。とりあえず道端で倒れとけばいいですかね?


wikipediaにはトリアーの鬱三部作の最終作って書いてあるんですけど、そんなに鬱々とした感じはなかったような。私が身構えすぎていたのかもしれないけれど。
それでもやっぱり「せん妄」の章は少し切なかったかな。ジョーが父との思い出を本当に大切そうに語るので、それだけに最後が辛くって。画面が白黒なのでそれがより一層色濃く感じられて。
クリスチャン・スレイター演じるお父さんは本当に優しそうで、病室での弱々しい姿に胸が締め付けられました…。目の前にいるのは確かに自分の父親なんだけど、別人のように変わってしまった悲しさ故に自暴自棄になってしまう気持ちは分からなくもないかな。そして最終的に、その苦しみから解放された安堵から、ってのもなくはないんじゃないかなと。



映画の中でセリグマンが指摘していた通り、ジェロームとのエピソードだけ現実的ではないです。というかかなり少女漫画っぽい、というか。ロマンチック(初体験除く)。
二度目の再会のシーンなんて一瞬、私の大好きなロミオとジュリエットのバルコニーのシーンみたいだったりもして、かなりテンションがあがりました笑

一度目の再会の、「俺だよおれ、君の初恋の相手」みたいな感じで言ってくるところは、いまでもお前のこと好きとか勘違いしてんじゃねえよ!!とちょっと苛立ちつつも笑っちゃいました。まあでも悔しいかな、他の男たちがその他大勢なのに対し、ジェロームだけはやっぱり特別ですよね。

彼との間でなら、友人の言っていた"The secret ingredient to sex is love"が理解できるのかも、とこちらも期待したところで突然ジョーが"I can't feel anything..."とか言い出すのでもうvol.2が気になって仕方がない!!何故ジョーが傷だらけで道に倒れていたのか、その理由も明かされていないですし、あと私ジェイミー・ベルが好きなのでね。


OPも最高でした。予告編見た時もインパクトあったけど、本編でも物凄い存在感で。
若いジョーを演じていたステイシー・マーティンちゃんも最高だったんですけど、彼女について語っていたらどんどん長くなってしまいそうなのでやめておきます笑


CINRA.net: 能町みね子が『ニンフォマニアック』に見る恋愛に屈しない生き方
http://www.cinra.net/interview/201410-nymphomaniac

あとこの能町さんのインタビュー、ネタバレ有ですが凄く良かったので、こちらも是非。

2014/10/24

Got a light?


31日当日には出来ないということで、ちょっと早めのハロウィンを友人宅でしてきました。
去年と同様家の中でコスプレして写真撮るだけなんだけど笑、
趣味の合う友人と一緒なので、コスプレ内容も映画にまつわるもので。
あんまりドンキとかで売ってるような可愛いだけの仮装は興味がないので(それはそれで可愛くていいですが!)、そういうのに付き合ってもらえるのは嬉しいですね!

そんでその時に小道具としてタバコを使ったんですが、
私24年間生きてきて1度も吸ったことなかったので、今回初挑戦してみることに。

銘柄が私の敬愛する某バンドのVo.が吸っている(らしい)ラッキーストライクだったので少しテンションあがりました笑 単純なのでね!

初煙草

吸ったことのある(けど普段は吸ってない)友人にどうすればいいかやり方聞いて吸ってみたんですけど…まあたぶん今後吸うことはないだろうな、と笑

ふかしてるだけでも煙いし口の中マズいのに、肺にいれるとか無理だなと思いました。案の定ムセましたし、なにかが肺の方(かは分からないけれど)落ちていく感じが、なんか全力で体に悪い物が入ってきた感があって無理でした。これをクセになるまで継続するのは私にはムリだな…そもそも煙草高いし…っていうかまず私煙草も煙草吸ってる人も嫌いだし…笑
でも煙草吸ってる人の写真はかっこよくてすきです。っていう矛盾。

散々文句言っておきながら、でも吸う人の気持ちも分からなくはないかなーと思いました。クセになる気持ちも多少は分かったしね(私は無理だけど)。

そんな煙草初体験でした~

2014/10/16

オルセーと北斎


国立新美術館展でやっている「オルセー美術館展」に行ってきました~
もうすぐ終わってしまうからか、平日にも関わらずなかなかに混んでいて。
写真はグッズのミニ図録です。タテ15cmちょっとくらいでコンパクトで可愛いです。

素敵な作品ばかりで大満足でした。当たり前なんですけど、美術展観に行く度に、元々は単なる真っ白なキャンバスだったんだよなあ…と思ってかなり感心してしまいます。
出来る事ならば何もないところに風景や人物がどんどん生まれていくさまを見てみたいですが、それは出来ないので目の前の絵の具の質感から色々想像したりして。

写真ではサイズって分からないので、実際本物を見ると思っていたより大きかったり、逆にちっちゃかったり、そんなところも楽しいですね。そして知らなかった画家を知れるのも楽しい。
あ、この絵すきだな、と思うと、その前にもひっかかってた絵を描いていたり。

ギュスターヴ・カイユボット「床に鉋をかける人々」

ちなみにミニ図録、中はこんな感じです。お気に入りの画のうちの1つをうつしてみました。
サイズが小さいので、ベッドでごろごろしながら眺めたりできるのですごく良いです!笑

気に行った作品は挙げていくのが大変なので省略しますが…気力があれば書きたい。
でも何にも芸術的な事とか分かんないので上手く言葉で伝えられないかもだなあ。
マネの「ロシュフォールの逃亡」は何時間でも眺めていられそうなほどでした。

10月20日までなので、気になっている方は是非!



上野の森美術館でやっている、「ボストン美術館浮世絵名品展 北斎」にも行ってきました。
これはまだ終わりまで日があるから、そんなに混んでないのでは?と思ったら、正直オルセー展よりも混んでたかも…。平日、雨の日のお昼頃だったのに。

しかしそれだけ混雑しているのも納得。とにかく素晴らしい作品ばかりでした!!
とにかく色が鮮やかで美しい。毎回ポストカードとか買うけれど、やっぱり本物にはかなわないなあと思います。当たり前ですけど笑 そういう理由で図録に関しては、本物を見た後だとなんか違うなあってなっちゃって買いませんでした。

公式HPに"想像をはるかに超えた圧巻の色彩美"とありますがまさにその通りで。
どれ見てももう心をぐっと掴まれっぱなしでした。物凄く細かいし本当に美しいので、皆近くでじっくり見ようってなるんでしょうね、なかなか列が動かなくって笑
あとに予定をいれていたのと、他の人のペースで見たりするのがイヤな自分は人の後ろからちょろちょろ動いたりして見てましたが笑、コレだけは間近でみたい!ってやつだけは待って間近で鑑賞しました。

これから行かれる方は時間に余裕がある時に行くことをオススメします。たぶんいつ行っても混雑していると思います。出来る事なら私はもう1度行きたいくらい…!

でも正直私やっぱり列を作ってみるのってあんまり好きじゃない。どの絵にどれだけ時間かけるかって個人差があるじゃないですか。人によって気に入る絵は様々なのが当たり前だから。

上手く説明できないんですけど、1,2,3って絵が並んでて、私は1の絵に凄く惹かれて、是非とも近くで観たいのに、私の前の人が2を観たいがために1の真ん前に立ってるのに全くそれは観ずにただ立ってる、って状況になるのがすっごいイヤなんですよ。分かるかなあ。
仕方ないこととはいえ、やっぱりそういう状況に遭遇するとイライラしちゃうしなんか悲しくなる。
めんどくさい性格だなあとは分かってるんですけど。
美しい画を前にそんなドロドロした気持ちになっちゃう自分ダメだなあと反省。

ダメだ、なんだか暗くなっちゃいました。根暗なもんで。笑
オルセー展はもう日が少ないので難しいかもしれませんが、こちらは11月9日までなのでもう本当に是非とも行ってほしいです…!!!

2014/10/11

ストレンジャー・ザン・パラダイス

Stranger Than Paradise
1984, アメリカ
監督 ジム・ジャームッシュ

ジム・ジャームッシュ監督の作品を見るのはOnly Lovers Left Alive以来2作目です。
どうせ私には分からない感じの映画なんだろ…とかって捻くれた気持ちで見始めたら、全くそんなことはなくって、むしろ真逆でした。大好きですこの映画。ツボでした。

とにかく何もかもがいちいち可愛い映画。登場人物も会話も、ファッションも、お話も、何もかも。
彼らの何気ない日常が、これほどまでに愛おしく感じられるとは、って感じ。

お話は、地元のハンガリーを離れニューヨークでウィリーという名前で暮らしている主人公のもとに、ブダペストから従妹のエヴァがやってくる。っていうのが導入部分。そこにウィリーの友人のエディが加わって…っていうほんとうにそれだけのお話なんですけど、ずっと見ていられる雰囲気なんです。

ウィリーとエディは組んでギャンブルをして生計を立ててるような、普通なら私好きになれないようなキャラクターなのに、なんだか許せてしまう不思議な魅力があります。ウィリーを演じているジョン・ルーリーは194cmもあってスラッとしているので何をしていてもかっこいいし、エディはとにかく良い人感が漂いまくりで笑(でもエディ役のリチャード・エドソンも182cmもあるんですね…デカい…)
とにかく2人がなにしててもかっこいいんですよ。ズルいんですよ。

エヴァは飄々としているのが面白いです。それでいて、言われたことは素直に守ったりするところや、彼らが会いに来た時には物凄く嬉しそうにするところが本当に可愛らしい。
私が好きな彼女のセリフは
・TVディナーよ
・競馬でおおもうけしたら私をさらいに来て
・I'm choking the alligator
これだけ見ても「???」って感じかもしれませんが、映画の中ではめちゃくちゃ可愛らしいんですよ…!



映画を見に行くシーンと、湖に行くこの2シーンが特に好きです。好きなシーンをあげていったらキリがないというか、むしろ好きじゃないシーンがないというか。本当にそれくらい、ずっと可笑しくて可愛い映画なのです。

ああでもThe New World, One Year Laterと比べて最後のParadiseだけ少し雰囲気が変わってしまうのでそこだけが残念だったかな。
それまで穏やかな感じだったのが少し不穏な雰囲気になるから違和感があっただけかもしれないけれど。

ちょっとシニカル、アイロニカルな終わり方も含め大好きです。
とりあえず好きって気持ちが大きい分それ以外に何も言えなくなっちゃった笑


他のジム・ジャームッシュ作品も観たい!と思いました。次は何を見ようかな。

2014/10/10

フランク

FRANK
2014, イギリス・アイルランド合作
監督 レニー・アブラハムソン
おはなし:ひょんなことからあるバンドに加入することになった青年ジョン。バンドのリーダーのフランクは、四六時中、奇妙な被り物をしている謎めいた男だった。バンドメンバーはそんなフランクに信頼と尊敬の念を寄せており、ジョンもまた、破天荒な魅力をもつフランクに次第にひかれていく。(映画.com)

フランク観に行ってきました。内容は余り知らず、被り物をしているフランクをマイケル・ファスベンダーが演じていて、バンドの話である、あとはフランクのモデルは何人か居てそれらを組み合わせて作られたキャラクターである、くらい。

あまりハマれなかったとかの感想も読んだりしていたので、あまりハードルも上げずに見れましたが、結論から言うと私もハマれなかった。正直見てる最中内容的にはDVDでも良かったかなあと思ってしまいました。

そんなに自分の好きな感じのお話でもなかったし、出てくる登場人物、特にマギー・ギレンホール演じるクララが好きになれなくって。私がそもそもマギー~好きじゃないってのもあると思うけど笑
ナナとフランス人のバラクもあんまり好きじゃないな…とにかくバンドメンバーたちの雰囲気が私の苦手なタイプの人間だったというか…

主人公って割と一番共感、感情移入するキャラクターだと思うのですが、ジョンをバンドメンバーが全然受け入れないので、そこが拒絶されてしまうとなんとなく自分も一緒に疎外感があって、それで結局最後まで割と映画にあまり馴染めずに終わってしまったなあって(フランクは若干受け入れてたのかな)。

ジョンは一応フランクとドンに認めて貰って(?)バンドに入って、行き過ぎていたとはいえ入ったからには自分も役に立ちたい思いで関わっていっていたのに全然受け入れてもらえない、なんとかバンドにしがみつくためにへそくりとか使ってて(その方法が正しいとは思わないけど)一緒に居たりとかまでしたのに…とかいうのを見てるとどうも彼の事を責められはしないよなあと思ってしまって。一人じゃな、しかもなんかすごいバンドで一緒にやれる楽しさで暴走してしまったのはアチャーと思いつつ分かんなくもないなと。

それに対して他のバンドメンバーが最後まで割と冷たいのが見ててちょっとつらくもありました。
まあバンドからしたら突然変な奴が加入してでしゃばってきたらウザいとは思うんですけど笑

一応コメディなので、フランクのシャワーシーンとかあの粉がアレじゃなくてアレだったとか(ボカしてしまっているが故何が何やらって感じですけど)は笑えました。

うーんなんだろう、フランクのカリスマ性も正直あんまり分かんなかったですごめんなさい。
I love you all♬な曲は割と好きだけど、そんなに好きってわけでもない。笑



そういえばこの曲、即興でフランクが歌いだしたのをバンドメンバーが自然に合わせられて、わぁなんだかんだいってやっぱりこのバンドメンバーたちはお互いに信頼し合ってるし求めるものが一緒だからこんな風にできるんだろうな、すごいなあと思ったけど、よくよく考えたら別に即興ってわけでもない…?どっちだろ。まあどっちでもいいか。そんな感じです。

※以下ネタバレ








キーボードがやめて行ってしまうのって何かあるのかなとか深読みしてみたり。彼らはキーボードの人に関しては与えられた音を叩けばいいんだろうというような考え方なのかなあ。そしたらジョンみたいな自分も積極的にかかわりたいって人は合わないだろうなあって。だからこそ破滅的な方向に向かったんだろうな。でも単純にキーボードがっていうよりは、ジョンに対してキーボード以上の役割を求めてはいなかったんでしょうけど。

ソロンフォルブス(最後まで名前覚えられなかった)はフランクとドンとクララとナナとバラク、この5人でしか成立出来ないバンドだったんでしょう。だから次のキーボードもなんとなく馴染めずに思い詰めて冬の湖で入水自殺をはかろうとしてしまっていたんだろうなあーと。

彼の事見てたらなんか実在するバンドとかでコロコロメンバー変わるところってこんな感じなのかな…とか思ったり…すでにメンバーの中で空気感とか出来上がっていく中に飛び込んでいくのって大変だろうなー。

そういえばバンドメンバーが入水しようとしてるキーボードに全く興味がなさそうなところが怖かったですね。人が死にそうになってるのにね。


ドンが自殺してしまったのはショックだったなあ。
「フランクになりたい、才能があって羨ましい」「俺はこんな曲しか作れないんだよ」って言ってたのがずっと残っていて。(しかもこんな曲と言っていた割にはジョンのよりは全然マシっていう。)

近くに才能がある人がいると、その人と一緒にやれることが嬉しくももあるけど、同時に自分の才能の無さを実感して辛くなったりはあるだろうなあ。それで段々思い悩んでしまったのでしょうね。元々精神病院に通っていたりしていたみたいだから脆い部分はあっただろうし。一緒にやれる喜びもあるだろうけど、一緒にバンドをやるからこそ生まれる苦悩も物凄くあると思います。

首つった時もフランクを被っていたので本当に彼は最後までフランクになりたい、なぜ自分はフランク(のような人間)ではないのだと思い詰めてしまったんだろうな。

ドンの事勝手に焼いちゃうのはどうなの?って思いました。彼の家族の事とかはいいの!?って思っちゃって…ここらへんでよりいっそうソロンフォルブスに対してうわぁ…って感じで引いちゃってる自分がいました…。


結果的にはバンドをジョンがごちゃごちゃにしちゃったわけですが、それがあったからフランクが仮面を外せたのかなとも思うので良かった…とまでは言わないけどジョンがあのバンドに関わったのは悪いことだけではないよなって。
自分の事を隠している状態は悪いとは言わないけど、良い状態ともいえないと思うので、色々あったし彼らの人生に波も起こしてしまったけど、私はジョンのことはそんなに責められないです。
だから最後のジョンの後ろ姿は少し切なかったです。

そんな感じかなあ。こんなに長々と感想書くなんて自分でも予想外です。笑

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー

Guardians of the Galaxy
2014, アメリカ 監督 ジェームズ・ガン

今まで、5億点とかなんだよ、わかるけどなんだよ、って思ってたけど、

GotGのオープニング、5億点だった。


というわけで!(?)見てからそこそこ時間が経ってしまいましたが、一応感想を。1度目はIMAX3D字幕、2度目は普通の2D字幕で鑑賞しました。

正直皆様ほどの熱量を持てたかというと些か疑問ではあるのですが、好きな作品である事は確かです。というか、出てきたキャラクターに対する愛は凄くある、という方が正しいかなぁ。作品自体と言うよりも、登場人物たちに思い入れがあるというか。

確かに始まってからタイトルが出るまで(をオープニングと読んでいるのですが合っているのかどうか)は本当に最高でものすごく多幸感に包まれて。思わず、「5億点!!」とか思ったんですけど。
ぶっちゃけ中盤ちょっと退屈…とまでいうと強い気がするけど、最初で上がり切ってしまったテンションがだんだん下がっていってしまったのも事実で。

でもまあ最後にはまたテンションだだ上がりするんで結果的にはああ面白かったなあと思えたんですけど、やっぱりその中盤がわたし的には完全には乗り切れなかった原因なのかなと思います。

2度見て2回とも同じように思ったのでこれはきっと変わらないかな。
まあでも観終ってからピーターみたいなジャケットが欲しいし、ガモーラみたいな赤いメッシュがいれたくてたまらなくなってるくらいにはテンションあがってるんですけどね。笑

1度目のとき、まさか泣くとは思っていなかったのですが、楽しそうに踊るグルートみたら自然と涙が溢れてきてしまって。良かったねぇ、って。
キャラクターたちの幸せを祈らずにはいられなかったです。だから本当にあのラストが嬉しくて。


リー・ペイスファンとしては、彼が演じているロナン、紫の煙(?)に包まれる感じとか、素敵すぎる低音ボイスとか、容赦無く殺していく感じとか、めっちゃラスボスっぽくてかっこいいのに、どうにも小物感が溢れてるのがちょっと悲しかった…笑
あんな倒され方って…!いやまああれがピーターのいいところではあるんだけど…!とかやきもきしてしまいました。


ゾーイ・サルダナは正直そんなに好きじゃなかったんだけど、あんなスタイルの良さを遺憾無く発揮されたら好きにならずにはいられないよなぁ。笑
クリス・プラットは本人の人柄含め何もかもが可愛くて大好きになってしまったし。スターロードって呼んでもらえて喜ぶシーンが一番好きです。

ほんとどのキャラも良かったので全てコメントしていったら大変なことになってしまうのでしませんけども笑 可愛い見た目なのに凶暴なロケットはむしろ好きにならないことのほうが無理だし、ヨンドゥもドラックスもネビュラもみんなみんな良いよ!!!最高だよ!!結果的にはもう、とにかく最高なんだよ!!!!音楽も最高だよね!Awesomeだよね!

微笑ましい悪役の皆様と監督